薄靄のかかる早朝。
昨日の朝聞こえていたエルフのハープの音も、まだ届いてくる気配がない。
それくらい早い朝なのにも関わらず、わたしは目を覚ましていた。
目覚まし時計もなしに起きられるかどうか心配だったけれど、流石にそれなり、緊張しているらしい。
眠気にまとわりつかれることもなく起き出して、そっと隣の様子を窺えば、ボロミアさんはまだ目を閉ざしたままだった。
そのことに安堵し、やっぱりそっと部屋を抜け出してきて、今に至る。
ボロミアさんには昨夜のうちに「見送りは出来ない」と伝えてある。
だから、空っぽのわたしのベッドを見れば、「別れが辛いから」という理由で何処かへ姿をくらませたものとでも思うだろう。
……そうだといい、と願わずにいられない。
歩く先の道は、徐々に明るさを増していく。朝は、すぐさまやってくる。
冷えた空気が肌寒くも思えるけれど、それどころでなかった。

行く先の道を急ごうと早歩きをするも、しかし、わたしはギクリと足を止めかけた。
先の向こうに道が続いていて、小さな橋が架かっている。
その橋の上で、誰かがへりに腰掛けながらパイプを燻らし、東の空を眺めていた。
まだわたしには気付いていない。あまり、必要以上に誰かと出くわしたくはなかった。
だからくるりと回って引き返し、別の道を行こうかとも思ったのだけれど、その誰かはこちらの気配に気付いたようで(空気の読めない事に!)、ふっとわたしを見た。
一瞬、ボロミアさんに似た人のように思えてハッとする。けれどそれは、ほんのちょっとの間だった。
背格好も似ていると言えば似ているかもしれないけれど、ただそれだけだ。
そして、そんなふうに感じたのは、その誰かというのがエルフでもホビットでもドワーフでもなく、人間だったからに他ならない。
はて、わたしの主と同じくらいの年頃の人間が、他にもこの裂け谷にいただろうか。
思うが早いか、その人とばっちり目が合ってしまって、ついついごく普通ににこやかに
「おはようございます」と挨拶してしまったのは、自分なりのやり過ごし方だったと言っていい。
そうしてさっさと、何事もなかったように此処を通り過ぎてしまえればと思ったのだ。

「おはよう。……随分と朝の早いことだ」

お互いさまです。
そう口の中で呟きながらその人を見る。
全身黒っぽい旅装束に、これまた濡れたような黒い髪。同じ黒でも、わたしの髪とは何処かしら質の異なる色。
眼光は鋭く、厳しく、でも、空気はそれほど怖いものではない。
……パッと見、少々得体のしれない感漂う印象。
それにも関わらず、思いのほかあっさりと挨拶を返してくれる辺り、印象通りの人物ではないのだろう(裂け谷にいることを許される人間なら、良い人なのには違いないのだろう)。
兎にも角にも、その人に何も言葉を掛けられないうちにと、曖昧に笑んでみせたまま通り過ぎようとする。
今更踵を返すと、却ってわたしの方が不審者だろう。
さりげなく窺うと、その人はふーっとゆっくりパイプの煙を含んだ息を吐き出している。
これ以上わたしに関わる事もなく、そのまま朝の一服を満喫していればいい。そう思うのだけれど、

「ゴンドールの人」

そう呼び掛けられるのだから堪らない。
わたしは(顔だけは)微笑んでみせたまま、通り過ぎかけていた身体をくるりと反転させて「何でしょう」と問う。
そうしてからふと、どうしてわたしがゴンドールから来たと分かったんだろうと思う。
ああ、でも、会議の招集がもしゴンドールの人間に向けられたものなら、そう不思議でもないのかな。
けれどそれなら、この人というのは誰なんだろう。

「旅立ちの見送りには早すぎる、そして今の時期の朝風は冷える。今しばらく、館に留まっていた方が良いと思うが」

独特の低い声がそう音を辿った。
探りを入れられているのか、単純に心配をしてくれているだけなのかよく判らない、判断しかねる。
やはり、陽の昇る前の時間に歩くのは目立つもののようだ。
わたしは「いえ」と頭を振ってみせた。
見送りじゃないんです。ただ、すごく早くに目が覚めてしまったので、早朝の散策をしていただけなんです。
一応それっぽい言葉を適当に繋ぐと、「それならいいが」と返ってくる。
わたしは少し、落ち着かない気持ちになった。
肩には鞄を掛けている。散策に見えるだろうか。見えればいいな、と思う。
しかしそう心配しない方がいい、とも思う。
この人に、わたしがこれから何をしようとしているのかなんて、心が読めるのでもない限り分かりっこないのだ。
わたしはもう何も言われないうちにと、その人にもう一回だけ笑んでみせてから小さく会釈し、早足に立ち去った。
向こうも、それ以上声を掛けてはこなかった。
その人が旅の仲間であることを知るのは、もう少し後のことになる。
わたしが初めてアラゴルンと呼ばれるその人と言葉を交わしたのは、この早朝、ほんの僅かな時間の中でのことだった。





私が身体を起こした時には、の姿は既に見えなかった。
目が覚めていたのはもっと前だった。
彼女が身を起こす気配には気付いていたが、眠っている振りをしてやった。
そうしてしばらくの後に目を開ければ、傍にははいなかった。
寝台の上にはその跡さえなく、まるで存在そのものが掻き消えたかのように思えたものだ。
けれど、そうではない、ということはわかる。
私はふと指に巻かれた 『 ばんそうこう 』 とやらを見やった。
夕べ、新しいものを彼女が巻いてくれたのだ。傷はとても小さなものだというのに、ひどく甲斐甲斐しい。
独りで小さく笑うが、同時に痛みが走った気がした。傷の痛みではなかった。
顔を上げ、そのことから意識を逸らす。支度を淡々とこなし、旅立ちの時間を迎える準備をする。

外に出ると、朝焼けがまるで夕のような光をふり撒いていた。
……平穏というのは、この谷のような時間のことをいうのだろうか。
考えながら同時に、無意識に故郷を思う。ミナス・ティリスの東の空は、今も闇が覆っているだろうことを思う。
ファラミアは、私が戻るまでの間、国を守ってくれるだろう。
しかし、私が戻ったとして状況はそう変わるまい。
我が民達を救うには、決定的な何かが必要だと私は感じ始めていた。
不意に頭の片隅に、この谷で出会った一人の男の姿が浮かび上がる。
自分と然程変わらない姿の、確かに人間の姿形をした者だ。
しかし、私はすぐにそれを打ち消した。
言葉にする事も叶わぬ思いが自らの中に渦巻いていて、今は、そのことを深く考えるべきではないと思えたのだ。
しかし、我が国に猶予などというものは与えられていない。ゴンドールに光を取り戻したい。
そのためには――

「あっ…………」

ふと、その声に我に返る。
見れば、いつの間にか辿り着いていたエルフの谷の門前には、ホビットと呼ばれる小さな人達が集まっている。三人。
それに荷を背に載せた小馬が一頭。
早めに来たせいか、流石にまだ全員は揃っていないと見える。
フロドというあの小さな人は、まだやって来てはいないようだった。

「やあ、随分とお早いですね。ええと……」
「ゴンドール執政デネソールの長子、ボロミア。以後、よろしく頼みたい」

先日の食事の席で言葉を交わした者もいたが、改めて一礼をする。
彼らも口々に挨拶の句を述べる。
しかし、何処となくそわそわと気が気でないような素振りが見え隠れする。旅路の前だ、ある程度は仕方のないことだろう。
私は脇に控える子馬に目をやった。
そう大きくなく、ホビット達のうちの一人に黙って撫でられている。
大人しい性質のようだが、それより目を引いたのはその荷の積まれ方だった。
就寝時用の毛布らしきものが何枚も広げた状態で被せられている。
普通であれば馬の歩きの邪魔にならぬよう、畳んで丸めたものを載せるだろう。
それとも、ホビット達は普段このような荷の運び方をするのだろうか。
単純な疑問を問うと、「そう、そうなんです!」とばかりに一人が得意げな顔をしてみせた。

「大きい人達は、こんなふうにはしないようですけれどね。でも、僕らはこうするんです、馬に敢えて負荷を掛けるために。何故って、どんな強行軍になるか分からないんですもの、今から歩きにくい道程にも耐えられるよう慣らしておく必要があるでしょう? 僕たちの村の行商人は、よくこんなふうにして慣らしておくんですよ!」

ほとんど息継ぎする間もなく、彼は一気にそう捲し立てる。
私はホビットという種族については詳しくは知らぬし、そういうやり方もあるのかもしれない。
聞くところによれば、エルフの織る布は驚くほど軽く丈夫なのだという。
この荷のほとんどがエルロンド卿より旅の仲間へ贈られたものだ。
重量による負担は然程ないのかもしれぬが、しかし、やはり畳んでやった方がいいのではないだろうか。
私が子馬の荷に手を掛けようとすると、
「あ、あの、ボロミア!」
ホビットの一人が慌てるかのように私のマントを引っ張った。くるくると回る目が、今は真っ直ぐにこちらを捉えている。

「ペレグリン殿?」
「え、あ、ピピン、ピピンで結構です! それより僕、えっと、その――」
「何だ、騒がしい……てっきり俺が一番だと思っていたんだが」

小さな身体で必死に何事かを伝えようとしてくる中、現れたのはドワーフ族だった。
ホビット族ほどではないが、背丈は大きくなく、しかし体躯はがっしりとしている。
戦いでは戦士として力を発揮するであろうと思える、旅の仲間の一人。
挨拶を交わすうちに、続いてエルフ、魔法使いと仲間が集まり始める。旅立ちの時間が近付いていた。
ふと傍らを見下ろせば、ピピンは何事もなかったかのように他のホビット達と小声で話をしながら、何やら胸を撫で下ろしている。
さっきのは何だったのだろうかと思うが、そう気にする必要もないのかもしれぬ。
私は辺りを見渡した。
見送りの儀が行われるため、裂け谷のエルフ達も集まりつつある。もしや、とも思うが、その中に彼女の姿はない。
……これで、いいのだ。
自分にそう言い聞かせ、私は胸の内でに改めて別れを告げた。次に会えるのは、いつになるのだろうか。
そう遠くない未来であればいい。
私は、そう思った。



旅立ちは、ひっそりとしたものだった。
裂け谷を出て、広い広野を抜け、緩やかに傾斜した丘を越える。
馬に乗っていればそうでもないが、この旅は徒歩である。歩き通しともなれば、体力の消耗もそれなりのものになる。
そこも考慮に入れてだろう、休息や歩く速度は無理のない程度に、しかし、決して易しい旅路ではない。
一日が過ぎ、二日が過ぎ、三日が過ぎた。
これまで顔を合わせたことさえなかった種族の仲間達と共に歩み、食事を取り、同じ場所で眠る。
幾ばくかながらこの一行の面々について互いに知り始めた頃。
……裂け谷を発って、四日目の事だった。

太陽が見えたなら、それは頭上遥か高くに昇りつめているだろう正午。
実際には日も差さない日が続いており、それはこの日もそうだった。寒風も少しあったが、幸い雨の気配はない。
食事の準備のために、私はこの時、火を焚くための薪を拾い集めていた。
充分だろうと思われる量を抱えて休憩の場へと戻ってくると、他の者はまだ多くが戻っていなかった。
常に目の入るところにいるホビット達も、この時に限っては姿が見えないように思えた。
独り馬番と称して岩場に腰掛けパイプをふかすガンダルフ(ゴンドールの人間は彼をミスランディアと呼ぶが、この旅の仲間らの間ではガンダルフと呼ばれることが多いので、私も今はそれに倣っていた)に訊ねると、ピピンが近くでマッシュルームを見つけたのだという。
先程までこの場にいたメリーやサムも、それを取りに行っているらしい。
そんな話を聞いていると、ガンダルフの向こう遠くに水汲みをしてきたらしいフロドとアラゴルンの姿が見える。
直に、皆この場に戻ってくるだろう。
私は薪を下ろし終えると、何とはなしに傍らに繋がれていた子馬に目をやった。
今は荷を下ろされて、我々と同じように休息の時間を取っている。ゆったりと目を閉じて休んでいるようだった。
そしてその脇には、大雑把にも程がある纏められ方をした毛布が置かれている。
私は少し苦笑した。余程マッシュルームに心が向いていたのか、或いはピピンに急かされでもしたのか。
戻ってきたら畳み直すつもりかもしれないが、先に私が畳んでおいても構うまい。
そう思って無造作に布を掴む。

息を呑むような声の音と共に、ビクリと何かが動いた。

ハッとして、思わず剣の柄に触れる。
何事かとガンダルフがこちらを見る気配。
再度毛布を掴むと今度こそ、何者かの悲鳴のような声色が微かに上がった。委細構わず布を引き剥がすと、

「! わあっ!!」

中からは驚きの声が上がった。
私はといえば、呆気にとられて声もなかった。
突然毛布を引き剥がされて眩しそうに目元を手で覆うのは、他ではないであった。
何が起こったのかが一瞬判らず、私はそのまま凍りつく。
何だ。何故、この場所にがいるのだ。
何がどうなっている、どうして裂け谷にいるはずの彼女がここに、どうして毛布の中から出てくるのだ。
訳がわからぬ、お前はエルフの谷で安寧の中、時間を過ごしているはずだろう。なのに何故――

「も、もう! 吃驚するじゃないですかボロミアさん、もっとソフトに優しく剥がしてくださいよー!」

いつも通りの彼女の応酬に、しかし私はといえば未だ言葉が出てこなかった。
ようやく目が外界の光に慣れてきたのか、はそっと目元から覆う手を引っ込め、乱れた髪や服を直している。
そこでようやく、私の声は声の形を取り戻した。

「……何故、がここにいるのだ」
「えーと……、ごめんなさい。最初からずっと、ついてきてました」
「最初から?」
「はい、毛布の中に混じって」

案外なかなかバレないので、最後まで気付かれなかったらどうしようって思ってました。
もういっそ、タイミングを見計らって自分から出てった方がいいのかな、って。
そんなことを淡々と言うので、溜息をつかざるを得ない。
何ということを仕出かすのだ、この娘は。

「毛布が動いた時は、敵が身を潜めているのかと思ったぞ。危うく斬るところだった」
「そ、そんな物騒な……」

自然と怒気を孕んだ声になりつつあるのを、私は自分自身わかっていた。
ここまで裂け谷から離れてしまった今、彼女を再度送り届けに元来た道を引き返すのは時間が掛かり過ぎる。
かといって、このまま旅に同行させるなど危険でしかないのだ。
私は今なお混乱を残しており、自身、私の声色から、今ある感情を感じ取っているようだった。しかし、

「最後まで気付かれなかったらと思っていた? ならば、最後まで気付かれぬようにしていれば良かったのだ! 少し触れた程度で声を上げるなど――」
「だ、だってそれはっ」、
は急にサッと赤くなると、自らの身を掻き抱くようにしながら言った。
「敢えてどことは言いませんけどっ、その、毛布越しにボロミアさんがっ」
「何だ!」
「変なところ触るからじゃないですか! し、しかも鷲掴みでしたよ!? わたしまだ嫁入り前なのにー!」

私の怒気は更なる混乱の前に消し飛び、再び声を失った。
いつの間にか仲間たちが集まり、皆同じように呆気にとられたまま私達のやりとりを見ている事にも気付かない。
私もまた、呆然と立ち尽くしていた。



小さな人達が炊事を行う中、少し離れた場所でガンダルフがと話をしている。
この旅を先導する魔法使いに、改めて今後どう行動するべきか、彼女をどうするべきか考えを乞うたのだ。
答えは本人の話を聞いてからになろうという事で、今に至っている。
私は無意識にまた溜息をついた。
如何にエルフの織物に紛れてきたとはいえ、独りでここまで誰にも見つからずにいられるものだろうか。
黙ってホビット達を見やる。
しかし、誰一人としてこちらを見ようとはしなかった。今となってはどうしようもないことだ、何を言うわけではないが。
誰かから話し掛けられても、ほとんど何を言ったか覚えていない。
気が付いた時には配られた器の中のスープを掻き回し、時折口に入れていた。

「このスープ美味しいですね」
「そうだな」

返事をしてから、が隣に座っている事に気付く。
私と同じように、スプーンで掻き混ぜた液体を心底美味そうに食している。
思わず手を止めて、彼女を見つめた。

「あっ、ガンダルフさんからは、旅の同行の許可、頂きましたので」

よろしくお願いします。
確かに彼女はそう口にした。ごくごく、いつもの具合だった。
私がを見つめ続けている間にも、向こうはもう一口を頬張る。
彼女にものを言う前に彼の魔法使いに目を向ければ、ガンダルフもまた細めた両の目で私を見ていて、何やら目配せしてくる。
それが何を言わんとしているのかは読めなかった。
彼は、とどんな言葉を交わし、何を以ってそのような結論に至ったのだろうか。

「改めて皆さんにはご挨拶しますけど、お腹空いちゃったので先にご飯頂くことになったんです。……ボロミアさん、今のうちに、皆さんの名前教えてもらえませんか?」

ホビットの皆はわかりますけど、他の御三方がわからなくて。
そう言うに、今は何も言う気が起きなかった。淡々とエルフのレゴラス、ドワーフのギムリの名を告げると、
「あっ、待ってください、メモしますから!」と鞄からごそごそとペンを取り出す。

「後は、えっと、あの黒い人は……?」
「……アラゴルン。人間だ」
「え? ベギラゴン??」
「…………アラゴルン」

二度その名を口にしながら、当の本人を見る。
既に食事を終えていたらしい向こうはパイプをふかしていたが、幾分離れているにも拘わらず、声が届いたかのようにこちらを見た。
その表情は、気のせいか、小さく笑んだように思える。……そんな気がしただけかもしれない。

「ボロミアさん」

改めて呼ばれて傍らに目を落とせば、の顔は真面目なものになっていた。
先程までのいつもの様子が一変し、その欠片も見当たらない。
言葉が続いた。

「勝手についてきてしまったことは、申し訳ありません。でも、わたし、一緒にゴンドールに帰ります」
「…………」
「だって、何にも言わないで出てきちゃったんです。ファラミアさん達に今までのお礼を言ってからじゃないと、わたし自分の国に帰れませんよ」
「…………」
「それで、ちゃんと皆さんとお別れし終えたら、……わたし、本当に中つ国を去りますから」

ハッとして彼女を見れば、僅かに笑んでいるがそこにいた。どういうことだ。それというのは、つまり――
彼女はただ首を振った。

「後は、ゴンドールでお話します。まだ確証もありませんし……。だから、今は」

この世界にいさせてください。
そう言う彼女を前に、再び自分の中の何かが痛んだような気がした。それが何なのかは分からない。
吹いては流れていく風が、いよいよ冷たさを増したように思えてならなかった。






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